お店について About shop

則包商店は香川県丸亀市発祥の嫁入りおいりの製造販売を行っています。
おいりとは、香川の西の地域を中心に、結婚式の引き出物や結婚した際の隣近所への挨拶回りで配られてきた「嫁入り菓子」です。丸亀藩主のお姫様が嫁入りの際、領民が五色の餅花を炒ってあられにして献上したのが始まりとされています。おいりを配ることには「心を丸くして、まめまめしく働きます」という意味が込められているのだそうです。

則包商店は丸亀市で100年以上おいりを作ってきた老舗。
可愛らしいおいりが完成するまでには、約1週間かかります。
県産のもち米で砂糖餅を作り、餅を延ばして乾燥。さいの目に切って再び乾燥。
このさいの目状の餅を網に広げて網を動かしながら焼くことで、餅の角が取れて丸くなります。
炒り過ぎると焼き目がついてしまうため、数分間耳をすまして集中。
『膨らむと音がかわる』
そこを逃さないのが長年の経験です。

また、作業を続ける間はオーブンの火をつけたままのため、工場内はサウナ状態。
軽い食感のおいりですが、完成までの道のりは決して軽い仕事ではありません。

ご主人が煎ったおいりを奥さんが機械に入れ、回しながら蜜を掛けて仕上げます。
手間ひまかけて作られたおいりを奥さんは可愛らしくもおいりさんと呼びます。
同じように呼んでみると、不思議とより一層可愛らしく愛おしく思えてきます。
則包商店のおいりはご夫婦の愛情がたっぷり注ぎ込まれているのです。

※当ショップは、則包商店の公式代理ネット販売ショップです。